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映画が500円で見れる [駅前]

昨日、しまなみ交流館で、市民劇場主催の
「島」という劇を見に行ってきました。

私は会員じゃないけど、会員の人が
その日は都合が悪くて見れないので
券をあげるよと。

ときどき、もらうのよ。

自分でお金を出して、その会員になるのは
ちょっと、、、なんだけど。

まあ、少しだけど、毎回、お礼をしてるの。

私のお勧めの調味料とかを。

昨日の島という劇の内容は、ちょっと重かったわ。

今まで、見させてもらってきたのは、コメディとかで
軽いタッチのものが多かったから、う~ん、、、

重い、、、と思いながらも、引き込まれました。

IMG_0192.JPG

原爆の被害を受けた主人公の男性が
故郷の倉橋島へ帰り、母親の介護のおかげで
一命をとりとめ、島の中学の教師になった。

でも、この男性は子どもの頃から、めっちゃ
優秀で、(教師が読んでたら申し訳ないけど、)
島の教師ふぜいで収まるような頭脳じゃないらしい。

でも、戦後の不景気だし、原爆症がいつ発症するか
わからないしということで、島に留まっているモヨウ。

子どもの頃は、できの悪かった同級生が、東京で
一旗揚げて戻ってきたら、えらく恰幅がよくて
主人公の母息子ともども、口惜しい!

世が世なら、俺の方が出世してるはずなのに!

まあ、こんな書き方をすると、全然、重いテーマじゃなさそう?

いやいや、朝鮮戦争とか、魚雷の解体とか、島の生活の
苦しさとか、戦後7年目で白血病になり、急死したとか
当時のいろんな日本の問題を含んでいる劇でした。

良家のお嬢様が主人公に恋しているんだけど
お嬢様の親は当然、「いつ死ぬかわからんのに
結婚なんかとんでもない!」
「しかも、おれっちの家の方が格が上だし!」

良家のお嬢様、育ちはいいんだけど、あまりに
育ちが良すぎて、親が言ってる悪口をすべて
主人公に伝えちゃうのよ。

「夫がすぐに死ぬと言うことは、これほどの不幸はない」

「ぴかに会わなかったら、あの人もいい人なのに」

「ぴかの不幸を背負うのは、あの人だけでいい、
お前まで背負うことはないよ」

親が娘に言うのは、娘がかわいいからね、そりゃ、言うよね。

でも、その内容を自分の愛する相手に、「私の
親が、あなたのことをこんな風に言うのよ」
「私はどうしたらいいん?」と訴えるんだけど、、、

主人公も、家の格が違うとか、自分もいつ死ぬか
わからないけど、この娘と結婚したいとか、あの同級生を
見返すことができるように、教師を辞めて、別の
造船所へ再就職したいとか、色々悩むわけです。

悩み過ぎて、素直に、自分の悩みを相手にも
親にも打ち明けられず、怒鳴り散らしたりするの。

教師なんだから、もうちょっと、自分の氣持ちを
上手に表現したらいいのになあと、手厳しいことを
思いながら見てました。

結末はどうなるのか?!とはらはらしながら
見てたんだけど、あらっ、、、こんな終わり方かいっと
ちょっとツッコミ入れてくなるような、、、

まあ、時間の制限があるから仕方ないか。

その時、もらったチラシに、シネマ尾道のもあって
木下恵介監督の映画4本が、500円で見れるようです。

12月3日から、6日まで。

カルメン故郷に帰るという映画の題名だけは
知ってるんだけど、内容は知らないので、
これはみに行ってみようかしらと思ったら
3日の午前中の上映。

あ~、、、その日は尾道にいない、、、

映画館の大きな画面で見るのは、氣分が
いいんだけど、日にちの制限があるから、
みんな、家でDVDで見るようになるよね、、、

まあ、お時間のある人は、映画館へ行ってみてね。

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